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2006/02/02

プロジェクトマネージャー の スキル

ビジネス
 

 PMIは、プロジェクトマネージャーは職業である、と言っていますが、一般的には任命されることが多いでしょう。その方が、プロジェクトマネジメントを勉強しているとか、習得したとかいったことと全く関係なく、任命されてしまうプロジェクトマネージャーも少なくありません。

 今月号の日経ITプロフェッショナルに「最強チームの作り方」という特集があります。その第1部が、「すべてはプロマネの腕次第」という、「痛いっ!」と思ってしまう特集があります。

 その事例編の4つのケースを見ていきましょう。

 <ケース1>
 コミュニケーションを取れないプロマネ

 これって、あり得な~い、と思ってしまいますが、同書には「メンバーをまとめ、チーム力をうまく引き出しているプロマネは、せいぜい3割ぐらいしかいないのではないか」という、日本能率協会コンサルティングの横川省三氏の指摘が掲載されています。

 プロジェクトメンバーに、何の説明もなく「やれ!」と指示をして、出来ると思いますか?納得のいく説明がなかったり、どのようにやるのかといった補助説明もなければ、メンバーはどこから手を付けて良いのか、またどこにゴールがあるのか、も分かりません。

 これでは、プロジェクトマネージャーが存在する意味がありません。

 <ケース2>
 仕事を抱えるプロマネ

 をを、いますね、いますね~。人に任せたら遅くなる。そう考えている人は、少なくありません。しかし、それでは人に指示を出すことは出来ませんし、また、工数×人数の仕事にはなりません。

 またプロジェクトマネージャーが抱え込みすぎて、他のメンバーがヒマになる、といった異常現象が起きてしまいます。

 信頼して任せる。しかし、投げっぱなしにしないで、確認を行う。それが大切ですよね。丸投げはいけません。(当たり前ですが)

 <ケース3>
 タスクを詳細化出来ないプロマネ

 あたたたた、見たことあるなぁ、このケース。

 メンバーのスキルも分からない。また、自分自身もその仕事を理解していないので、ましてや詳細化なんか出来るわけがない。だから、曖昧なまま「どかん!」と置いていってしまう。

 抱え込むケースの逆ですが、このケースはPMBOKでは、「プロジェクトマネージャーを交代させろ」と言っています。(具体的に、詳細化出来ないPMとは書いていませんが、出来ない場合、という意味合いです)

 <ケース4>
 上司と折り合いの悪いプロマネ

 こういう人が、部下とは折り合いが良いのかどうか、かなり疑問ですが。

 チームメンバーを守っているつもりが、実は一人で喧嘩してただけ、なんてことがあるようです。このケースは、僕の周りでは見かけませんが。

 コミュニケーションスキルの低いプロマネは、どうなんでしょう?少なくないのでしょうか?僕はあまり知りませんが。

 それよりも、ケース2とケース3は、IT業界に多いように感じています。理由は、プログラマという職業や、SE(色々なSEがありますが)という職業と、プロジェクトマネージャーという職業は全く違うものだからです。

 抱え込んではいけないし、丸投げしてもいけない。難しいですね。

 しかし、マネージャーという仕事は、それをこなすところに存在意義があります。頑張れ、プロジェクトマネージャー!

kumaboo

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